「瀬戸内国際芸術祭」は、瀬戸内海の島々を舞台に3年に一度開催される現代アートの祭典です。次回となる「瀬戸内国際芸術祭2028」に向けて準備が始まりました。
瀬戸内国際芸術祭では、小豆島・直島・豊島など瀬戸内海の島々を巡りながら、現代アートだけでなく島の自然、景観、歴史、文化、食、人との交流を楽しめるのが大きな魅力です。
特に小豆島は瀬戸内国際芸術祭を代表する会場のひとつ。島内各地にアート作品が点在するため、作品鑑賞そのものが小豆島を巡る旅になります。
※2028年の作品、参加アーティスト、鑑賞料金、イベント情報など最新情報を順次紹介していきます。
瀬戸内国際芸術祭2028とは?
瀬戸内国際芸術祭は、瀬戸内海の島々を舞台に開催される国際的な現代アートの祭典です。2010年に第1回が開催され、その後は3年に一度開催されています。
前回の「瀬戸内国際芸術祭2025」は、春・夏・秋の3シーズンに分けて計107日間開催されました。小豆島、直島、豊島、女木島、男木島、大島、犬島などに加え、高松港周辺、宇野港周辺、香川県沿岸部なども会場となりました。
そして次回が瀬戸内国際芸術祭2028です。
香川県では2026年8月に「瀬戸内国際芸術祭2028」の作品公募を発表しており、2028年開催へ向けた準備が本格的にスタートしています。
作品・プロジェクトの公募
香川県が8月27日、瀬戸内国際芸術祭2028の作品公募に向けた現地見学会を実施すると正式発表しました。
作品・プロジェクトの公募は2026年10月1~10月30日。公募では瀬戸内の自然・歴史を生かしたアートだけでなく、音楽・ダンス・演劇、島民との交流、食文化をテーマにした企画なども対象になります。採用予定は5~10点程度で、制作補助は1点あたり上限250万円です。2027年3月以降に審査結果発表。
瀬戸内国際芸術祭2028の開催日はいつ?

開催期間
開催日程は、春・夏・秋の3シーズン合わせて合計117日間開催されます。これまでの芸術祭と比べ、近年の酷暑を考慮して夏会期を短縮して、春と秋の会期を長く設定しています。
また、運営スタッフの負担を減らすためエリアごとに週1日の休日が設けられます。
| 会期 | 瀬戸内国際芸術祭2028 |
|---|---|
| 春会期 | 4月14日~5月28日(45日間) |
| 夏会期 | 7月25日~8月20日(27日間) |
| 秋会期 | 9月29日~11月12日(45日間) |
瀬戸内国際芸術祭2028の会場はどこ?

瀬戸内国際芸術祭2028では、香川県と岡山県にまたがる17のエリアが会場となります。
瀬戸内国際芸術祭の面白さは、ひとつの美術館で作品を見るのではなく、船に乗って瀬戸内海を渡り、島そのものを巡りながらアートを体験することです。島ごとに景色や文化、歴史、雰囲気がまったく違うためアート作品だけでなく「島旅」そのものを楽しめます。
小豆島では、春会期・夏会期・秋会期の全会期開催されます。
- 小豆島(香川県小豆郡)
- 豊島(香川県小豆郡)
- 直島(香川県香川郡)
- 女木島(香川県高松市)
- 男木島(香川県高松市)
- 大島(香川県高松市)
- 犬島(岡山県岡山市)
- 高松港周辺(香川県高松市)
- 宇野港周辺(岡山県玉野市)
- 瀬戸大橋エリア
- 志度・津田エリア(香川県さぬき市)
- 引田エリア(香川県東かがわ市)
- 本島(香川県丸亀市)
- 高見島(香川県仲多度郡)
- 粟島(香川県三豊市)
- 伊吹島(香川県観音寺市)
- 宇多津エリア(香川県綾歌郡)
瀬戸内国際芸術祭2028で小豆島へ
瀬戸内国際芸術祭を旅行として楽しむなら、ぜひ候補に入れておきたいのが小豆島です。
小豆島は瀬戸内海では淡路島に次いで大きな島で、オリーブ、そうめん、醤油などでも知られています。
芸術祭期間中は島内各地に作品が展示され、港、集落、棚田、海岸、古い建物などがアートの舞台になります。
単に作品だけを見るのではなくアート+島の風景+観光+グルメを一度に楽しめるところが、小豆島ならではの魅力です。
小豆島ではどんなアートが見られる?
小豆島では過去の瀬戸内国際芸術祭でも数多くの作品が展開されてきました。作品はひとつの場所に集中しているわけではありません。

例えば、
- 土庄港周辺
- 迷路のまち周辺
- 肥土山・中山地区
- 三都半島
- 醤の郷周辺
- 坂手港周辺
- 福田地区
- 屋形崎周辺
など、島内各地を巡りながら鑑賞するスタイルになっています。

2025年には肥土山・中山エリアで王文志(ワン・ウェンチー)の「抱擁・小豆島」などが展示されたほか、屋形崎では三宅之功による「はじまりの刻」などを見ることができました。

2028年にどのような新作が登場するのかも、大きな注目ポイントです。
小豆島のアート作品は1日で全部回れる?
結論からいうと、小豆島の芸術祭作品をじっくり楽しむなら、1泊2日以上がおすすめです。
小豆島は想像以上に広く、作品が島内各地に点在しています。そのため、「午前中に小豆島へ到着して、夕方までに全部見る」というスケジュールではかなり忙しくなります。

作品だけでなく、観光スポットの「エンジェルロード」「オリーブ公園」「寒霞渓」なども巡るのであれば、最低でも1泊2日、時間に余裕があれば2泊3日がおすすめです。
瀬戸内国際芸術祭2028|小豆島へのアクセス
小豆島には橋や空港がありません。そのため、島へ渡る交通手段はフェリーまたは高速艇・旅客船です。
どの港から小豆島へ渡るかによって、島内で最初に訪れる作品や観光スポットも変わってきます。
| 出発港 | 到着港 |
|---|---|
| 高松港(香川県) | 土庄港/池田港 |
| 高松東港(香川県) | 坂手港 |
| 宇野港(岡山県) | 土庄港 |
| 新岡山港(岡山県) | 土庄港 |
| 姫路港(兵庫県) | 福田港 |
| 神戸港(兵庫県) | 坂手港 |
高松港から土庄港・池田港


高松港からは、土庄港行のフェリーが13便と高速艇が8便、池田港行フェリーが11便運航されています。
高松港は、JR高松駅から徒歩5分ほどの場所にあり、高松空港からはリムジンバスが高松港フェリー乗り場まで運行されています。
高松港から小豆島行きフェリーをご利用の方は下記「高松港~小豆島(土庄港・池田港)フェリー」ページをご覧ください。

高松港から土庄港行き高速艇をご利用の方は下記「高松港から小豆島・土庄港へ高速艇で約35分」ページをご覧ください。

高松東港から坂手港

高松東港から、小豆島坂手港までジャンボフェリーが1日3便運航されています。
高松東港は、高松駅や高松港フェリー乗り場から約4kmほど東に離れた場所にあります。高松駅から高松東港までは、フェリー出航時刻に合わせて連絡バスが運行されています。
高松東港から坂手港行きフェリーをご利用の方は、下記「高松東港-小豆島(坂手港)フェリー」ページをご覧ください。

宇野港・豊島から土庄港

岡山県玉野市の宇野港から、豊島の家浦港・唐櫃港を経由して土庄港までフェリーと旅客船が運航されています。
宇野港周辺エリアや豊島を巡った後に、小豆島を訪れる方に便利な航路です。
宇野港~豊島~土庄港フェリー航路をご利用の方は下記「宇野港・豊島・小豆島(土庄港)フェリー」ページをご覧ください。

旅客船をご利用の方は下記「宇野港・豊島・小豆島(土庄港)旅客船」ページをご覧ください。

新岡山港から土庄港

新岡山港から小豆島土庄港までフェリーが1日8便運航されています。
岡山県だけでなく、中国地方や関西方面から車で小豆島を訪れる旅行者にも利用しやすいルートです。岡山駅から新岡山港までは路線バスが運行されています。
新岡山港から土庄港までフェリーをご利用の方は下記「新岡山港-小豆島・土庄港フェリー」ページをご覧ください。

姫路港から福田港

兵庫県姫路市の姫路港から小豆島福田港までフェリーが1日7便運航されています。
兵庫県西部や大阪・神戸方面から車で訪れる方に便利なルートです。姫路駅から姫路港までは、路線バスが運行されています。
姫路港から福田港までフェリーをご利用の方は下記「姫路港-小豆島・福田港フェリー」ページをご覧ください。

神戸港から坂手港

兵庫県神戸市の神戸港から小豆島坂手港までフェリーが平日3便・土日祝日4便運航されています。
関西方面から小豆島へ直接アクセスしたい場合に便利なルートです。三ノ宮駅から神戸港までは連絡バスが運行されています。
神戸港から坂手港までフェリーをご利用の方は下記「神戸港-小豆島(坂手港)フェリー」ページをご覧ください。

瀬戸内国際芸術祭期間中の小豆島は車が便利?
小豆島の芸術祭作品を効率よく巡りたい人には、レンタカー・カーシェアがおススメです。
小豆島は島内各地に作品が点在しているため、「港周辺だけ見る」という場合を除けば、移動手段をあらかじめ考えておくことが必要です。
主な移動手段は、「レンタカー」「カーシェア」「レンタサイクル」「路線バス」「タクシー」などです。
レンタカー・カーシェアがおすすめの人

次のような旅行なら、レンタカーとの相性が特に良いでしょう。
- 1日で複数のアートエリアを巡りたい
- アートと観光スポットを一緒に巡りたい
- 2人以上のグループや家族旅行
- 荷物が多い
- 暑い夏会期来島する
- バスの時間を気にせずにアート鑑賞したい
芸術祭期間中、特に土日祝日や大型連休はレンタカーの予約が集中します。旅行日程が決まったら、早めの予約がおすすめです。
レンタカーをご利用の方は下記「小豆島レンタカーガイド」をご覧ください。

カーシェアをご利用の方は下記「小豆島カーシェアガイド」をご覧ください。

レンタサイクルで巡る

港周辺など比較的近いエリアを巡るなら、レンタサイクルも選択肢になります。
ただし小豆島には坂道も多く、エリア間の距離もあります。長距離を走る場合は通常の自転車より電動アシスト自転車がおすすめです。
島内各地にステーションがあり便利な小豆島のシェアサイクル「HELLO CYCLIMG(ハローサイクリング)」は、下記ページをご覧ください。

路線バス・タクシーで芸術祭を巡る

運転をしない方は路線バスやタクシーを利用できます。
ただし路線バスは、運行便数が限られています。複数の作品を巡る場合には、「作品を見る時間」+「次のバスの時刻」をセットで考えておくのがポイントです。旅行前に時刻表を確認してルートを組みましょう。
小豆島の路線バスを利用する方は下記「路線バスの時刻表、運賃、乗り放題フリー乗車券など」ページをご覧ください。

また、タクシーを利用してアート巡りをする方は下記「小豆島タクシーガイド」ページを参照してください。

瀬戸内国際芸術祭2028は宿泊予約を早めに
芸術祭期間中は、小豆島をはじめ瀬戸内の島々の宿泊施設が混雑します。
特に注意したいのが、「春会期のゴールデンウィーク」「夏休み」「お盆」「土曜日」「会期終盤」などです。
2028年に「この日に小豆島へ行きたい」と決まっている場合は、フェリー・宿泊・レンタカーを早めに確保することをおすすめします。
瀬戸内国際芸術祭2028を小豆島で楽しむポイント
小豆島は広いため、行き当たりばったりで作品を巡るより、エリアごとにルートを組む方が効率的です。
「どの港から小豆島へ入るか」を最初に決めると旅行プランが作りやすくなります。
例えば土庄港へ到着するなら、土庄港 → 土庄周辺の作品 → エンジェルロード → 中山方面といったルートが考えられます。
瀬戸内国際芸術祭の魅力は、作品数を競うスタンプラリーではありません。
作品と作品の間に見える「瀬戸内海」「島の集落や港」「オリーブ畑」「古い町並み」「島の人との交流」も芸術祭の大切な楽しみです。少し余裕を持ったスケジュールがおすすめです。
夏会期に小豆島を訪れる場合は「飲み物」「日焼け止め」「帽子」「タオル」「歩きやすい靴」などを準備しましょう。屋外作品が多く、歩いて巡ることがあるため無理のない計画を立ててください。
瀬戸内国際芸術祭2028 よくある質問
まとめ|瀬戸内国際芸術祭2028は小豆島旅行と一緒に楽しもう

次回の瀬戸内国際芸術祭2028に向けて、すでに準備が始まっています。
瀬戸内国際芸術祭は、世界各国のアーティストによる作品を見るだけのイベントではありません。
船で瀬戸内海を渡り「島を歩く」「景色を見る」「島の文化に触れる」「地元の料理を味わう」そしてアートに出会う。そのすべてを楽しむ旅です。
中でも小豆島は島内に観光スポットや飲食店、宿泊施設も多く瀬戸内国際芸術祭と島旅を一緒に楽しみやすい場所です。
2028年の作品、アーティスト、鑑賞パスポート、イベント情報などが発表され次第、このページでも順次最新情報を紹介していきます。
2028年、瀬戸内国際芸術祭と小豆島を旅してみませんか。



