小豆島の土庄町にある魅力的なスポットを紹介します。土庄町の中心部には迷路のような町並みがあり、世界一狭い海峡や妖怪の世界を体験できる美術館などユニークで楽しいスポットが点在しています。
土庄港からはレンタサイクルや路線バス、歩いても行けるエリアです。
世界一狭い海峡「土渕海峡」
最初に紹介するのは「世界一狭い海峡」として1996年にギネスブックに認定されている「土渕海峡(どふちかいきょう)」です。
土渕海峡とは、小豆島本島の渕崎地区と土庄港などがある前島の土庄地区との間を流れる細長い海峡です。全長が約2.5キロ、幅は一番狭いところで9.93メートルしかありません。海峡には三本の橋がかかっており橋から見下ろすと川のように見えますが、潮の満ち引きによって水の流れる方向が変わります。
漁船やボートなどの小さな船舶が航行する海峡の上には「フレトピア公園」があり歩いて散策できます。
すぐ隣には旧土庄町役場があり、車や観光バスの駐車場になっています。
2021年7月に土庄町役場は、ここから300mほど離れた県道26号線沿いに移転しました。
土庄町役場では、絵はがき仕様の「世界一狭い海峡横断証明書」(100円)を発行してもらえます。
旧土庄町役場の隣にトイレと「迷路のまち」へのアーチがあります。
住所 | 香川県小豆郡土庄町甲559-2 |
電話番号 | 0879-62-7004(土庄町商工観光課) |
駐車場 | 無料 |
サイト | town.tonosho.kagawa.jp |
迷路のまち
旧土庄町役場の横にある「迷路のまち」への入り口です。説明文とマップが掲示されているのでエリアを確認できます。
このエリアは、約700年前の戦乱や海賊からの防御のために造られたと言われています。細い入り組んだ路地は、まるでリアル巨大迷路のようで地元の人でも迷子になってしまうそうです!?
現在の日本ではこのような路地は次第に姿を消し、今では珍しいものとなっています。昔ながらの昭和のまちを楽しみながら散策してください。
迷路のまちには妖怪美術館が点在しています。こちらは倉庫を利用した「妖怪美術館2」で、大きな口の不気味な妖怪が潜んでいるそうです。
メインストリートの中央通り商店街入り口にある「池本芳栄堂(いけもとほうえいどう)」昭和初期から手作りの和洋菓子を販売しています。まち散策のおともに、人気の溶けないアイス「くず餅バー」を買いましょう。
中央通りにある個性的な店構えの「餃子本舗てっぺん」オリーブ餃子や猪餃子など様々な種類の餃子のみならず、新鮮な魚介料理も味わえます。もちろんお酒もあります。
↓YouTubeにあったのでご視聴ください。
中央通りにある昭和の雰囲気が感じられるレトロな「ひよこ食堂」オムライスやカレーライス、カツ丼にうどんやそうめん、各種定食など子供から大人まで楽しめる豊富なメニューのある昔ながらの大衆食堂です。
中央通りを抜けると銀杏(いちょう)通りになります。銀杏通り入り口にある老舗の和菓子店「長栄堂」小豆島巡礼のお遍路さんに人気の「大師まんじゅう」がおすすめです。
「長栄堂」横の路地を入った突き当りに、レトロなスナック「より道」と「すずめ」がありました。現在も営業しているようです。「より道」を検索してたら「吉田類の類語録 おかわりもう一杯」が引っ掛かりました。
入り組んだ路地には、昭和時代の家や新しく建て替えられた家、空き家、廃屋などが密集して建っています。地元の人が住んでいる民家のため写真の掲載は控えます。
スナック前の路地を南に100メートルほど歩くと「迷路のまち」の撮影スポットになっている「西光寺」の石積みの塀と三重塔があります。
西光寺(さいこうじ)
銀杏通りの突き当りには「西光寺」があります。「西光寺」は、高野山真言宗の寺院で小豆島霊場五十八番札所です。境内には、樹齢250年を超える町指定天然記念物のイチョウがあります。
「西光寺」から階段を上った高台には、鮮やかな朱色の三重塔「誓願の塔」が建っています。
「誓願の塔」から西の方向(土庄港方面)を見た画像です。
こちらは反対方向です。「迷路のまち」を抜けて、写真中央あたりの「ダイソー」と「ザグザグ」の間の道を通り、海岸通り(国道436号線)を右に行くと「エンジェルロード」があります。「誓願の塔」から「エンジェルロード」までは歩いて10分程です。
妖怪美術館
こちらは「妖怪美術館」の受付です。「迷路のまち」エリアでは、明治時代の呉服屋の蔵や醬油屋の倉庫などの古い建物を利用した「妖怪美術館」が点在しており1号館から4号館まであります。
妖怪をテーマにした斬新な作品は800体以上あり、日本の伝統的な妖怪から現代の妖怪まで幅広い作品を展示しています。
中央通り沿いにある「妖怪美術館1号館」です。元呉服屋の蔵を利用した建物です。1号館では昔から伝わる伝統的な妖怪を中心とした作品群が展示されています。
銀杏通り沿いにある「妖怪美術館3号館」です。外観にはカラフルな妖怪が描かれており、館内では企画展をメインに展示されています。
住所 | 香川県小豆郡土庄町甲398 |
電話番号 | 0879-62-0221 |
料金 | 大人2,900円/中高生1,450円 |
サイト | yokai-museum.note.jp |
土庄港からのアクセス
土庄港から「土渕海峡」や「妖怪美術館」「西光寺」などがある「迷路のまち」までは、レンタサイクルや路線バス、歩いても行けます。
「土渕海峡」までは約1.4km、「妖怪美術館」の受付も約1.4km、「西光寺」までは約1.5kmあります。
移動手段 | 所要時間 |
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車 | 約4分 |
自転車 | 約6分 |
徒歩 | 約18分 |
路線バス | 土庄本町まで乗車 乗車時間約5分 土庄本町バス停から徒歩2分 |
迷路のまちは下記のマップのように広範囲です。